【育休6日目】なぜ積極的に育児参加するようになったのか?

2014年10月から育児休業を利用して子育て中心の生活を送っています。
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■今日のまとめ

  • 気付けば、積極的に育児に参加するようになっていた
  • 一番の目的は「将来に渡って妻と良好な関係を築き続ける」事
    • 「自分自身のやりたい事」を実現させつつ、「妻のやりたい事」も実現させる
    • 「子供を育てる」というひとつの大きな課題に夫婦で取り組む
  • 不器用ながらにも、人生における幸福度を最大化させたい

■気付けば、積極的に育児に参加するようになっていた

ふりかえってみると、5年前に娘さんが産まれた頃と比較して、僕自身の育児に対しての関わり方に大きな変化が見られる。
もちろん、当時と今とでは「子育ての経験量」の点で大きく違うのだけど、どちらかというと

  • 未経験の育児事であっても、自分から率先して関わろうとする姿勢(妻にしてみればまだまだだろうけど)
  • 子供が起きている時間であれば、基本的に子供と一緒に過ごす事を優先
  • 余程の事が無い限り、平日夜間や休日には予定を入れず、家族と関われる時間を取る
  • 二人目が産まれてから、育児休業の取得まで考えるようになった

といったような部分に大きな変化を感じている。
今回は、何がきっかけとなって、僕がこのような「積極的な育児参加」をするようになったのかを整理しようと思う。

■一番の目的は「将来に渡って妻と良好な関係を築き続ける」事

結論から言うと、それは「将来に渡って妻と良好な関係を築き続ける」ためである、と自分の中で結論付けられる。

「子供のため」だとか「家族のため」というのはある意味その通りなのだけど、究極的には「自分のため」である。
「なんだ、結局は自分のためか」と思われるのは仕方無いとして、その結論に至った経緯をツラツラと書く。

この目的は、具体的には2つの想いから成っている

「自分自身のやりたい事」を実現させつつ、「妻のやりたい事」も実現させる

僕が「自分のやりたい事」を持っているのと同様に、もちろん妻にも「自分のやりたい事」がある。

まずは僕の話。
僕のやりたい事と言えば、一文で表現するならば「ITの力で人に幸せと価値を与え、そして儲けを出す」事。
高校時代にふとした事からパソコン通信に出会い、ITがもたらす新しいコミュニケーションの形やその可能性に気付かされてからは、ずっとコンピュータに関わる道を進んでいる。

そして次に妻の話。
家族構成の紹介でも書いたように、僕の妻はピアノが得意である。
小さな頃からピアノに親しんでいた彼女は、音大へと進学し、並行してピアノの先生(訪問型)もしていたらしい。
そんな妻は、結婚する前から「将来的には生徒を集めて自宅でピアノ教室を開きたい」という話を良くしていた。


僕は、結婚当初から妻の「やりたい事」を実現させたいと思ってはいたものの、「自宅でピアノ」という点を叶えられていない現実(ピアノ教室を開くならば一生住み続けられる家に腰を据える必要があるが、将来的に地元に戻る事を考えていたためそれが叶えられず)にもどかしさを感じていた。
しかしながら、娘さんが産まれ、妻が仕事を辞めて子育て中心の生活を送るようになってから、それが更に遠のいてしまった事に申し訳無さを感じた。

一般的な話になるが、一旦子供が産まれると、女性の生活は激変する。
強制的に「現在携わっている仕事を中断して子供を産み、その後しばらくは子育て以外ほぼ何も出来ない」状態へと持っていかれる。
極端な事を言うと、出産を機に人生を変えられてしまうのだ。

前述の通り、娘さんが産まれてからと言うもの、妻は子育て中心の生活になった。
もちろん、子育ての合間にピアノの練習をしたりする事もあったけれど、目を離せない子供がいる状態では本腰を入れて練習する事なんて出来ないし、そもそも気の休まる時間がほとんど無かっただろう。
ありがたい事に、妻は育児の苦労を感情と共に良く伝えてくれる人だったので、鈍感な僕も、身を持ってそれを感じ取る事が出来た。
そういった妻の感情を日々受け止める中で、「女性の育児」というものについて考え方を改めるようになっていった。

結果として、

  • 僕自身が積極的に育児に関わっていく
  • それにより、妻の「育児以外に費やせる時間」が増える
  • それにより、「妻のやりたい事」により近づいて行く

という論理が組み上がり、今に至る、というわけである。

その論理が出来てしまえば、後は「僕自身のやりたい事」と「僕が育児に割く時間」のバランスをどうしていくか、という、ある意味「自分の中での問題」にする事が出来るので、僕も色々と楽になる。

「子供を育てる」というひとつの大きな課題に夫婦で取り組む

2つめの想いは非常にシンプルで、「夫婦で共通の課題に取り組みたい」という事である。
改めて見回してみると、人生において「夫婦で取り組む課題」というのは非常に少ない気がしている。

非常にステレオタイプ化されたサラリーマン家庭のイメージとして

夫婦で生計を立てていくために、夫は仕事で成果を出し、妻は家庭に入りその支えとなる

というものがあるが、このイメージにおける「夫婦の目標」は、何なのだろうか?
例えば、夫婦の目標を「2人で幸せに暮らす」と定義してみる。
この例の場合だと、「幸せに暮らす」ための一段下の目標が「夫が仕事で成果を出す」になってしまっている気がしてならない。
(共働き家庭の割合が増えている昨今においては、「夫だけが仕事で成果を出す」というのも少なくなって来ているが)

例えば家が自営業の場合、「仕事で成果を出す事」が目標になったとしても、それ自体が夫婦で取組める「共通の課題」になると思う。
なぜならば、「家=職場」であり、夫婦が同一の職場においてそれぞれで家業を分担する形になるので、自然と家業が「共通の課題」になるからだ。

これが、サラリーマン家庭においては「夫の職場=会社」であり、「妻の職場=家」であるため、何というか、それぞれの距離が遠い。
果たして、この状況で「夫が仕事上で成果を出す」事が「夫婦共通の課題」になるだろうか?
もちろん、お互いがお互いを応援し心の支えになる状況は存在するだろうけど、「一緒に一つの何かに取り組んでいる意識」はあまり無いと考える。
「奥さん、他にもっとやってみたい事があるんじゃないかな?しんどくないかな?」という疑問さえ出てくる。

【老後、いつの日か夫婦でお互いの人生を振り返った際に、共通の課題に取り組んだ苦労話が出来る状態を作りたい】
と目標を立てた場合、可能な限り【夫婦共通の課題】が存在していた方が、その結果に近づくと考える。
幸い、今の僕には子供が2人いる。「子供を育てる」事については努力次第で「共通の課題」に出来るものだと思う。

結果として、僕は「夫婦共通の課題に取り組むために、育児に関心を持ち積極的に取り組む」事を選ぶようになった。

■不器用ながらにも、人生における幸福度を最大化させたい

僕はどちらかと言うと不器用な人間なので、「仕事も家庭もどちらも要領よく」というのが出来ない。
「短時間で目に見える仕事の成果を出し、早く家に帰って家事や育児もそつなくこなす」ためには、何か違う次元の努力をしなければ実現出来ない気がする。
「どちらも中途半端」で終わってしまうと非常に残念なので、その都度バランスを考えて取り組むようにしている。

結果として今回は「育児休業を取得する」という手段を取り、そのバランスを明示的に家庭側に寄せる事にしている。


職業人生を数十年と考えると、例えば「職場で新規のプロジェクト立ち上げ」に関われる機会は十回以上あるかもしれない。
だけど、「自分の子供を育てる」というプロジェクトに関しては、子供1人につき1回限り。しかもその立ち上げ時期に関われる期間なんて、ほんの数年も無い。

職場の新規プロジェクト立ち上げにおいて共に苦労を分かち合った創業メンバーは、結束力や信頼関係が非常に強くなり、長年にわたって良い関係を築けている事が多い。
それは、家庭内においても同様だと思う。


書いていて非常に長くなってしまったけど、「将来に渡って妻と良好な関係を築き続ける」ために「男性も積極的に育児に関わっていく」というのが、今のところの僕の一つの結論になっている。

要は「妻を愛しているから」という事になるのかな。

【育休4日目】子供に向き合うためのカラダ作り宣言

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■今日のまとめ

  • 子育ては肉体労働
  • 育休中のカラダ作りを計画する
  • 今後の仕事人生にも必要となるはず

■子育ては肉体労働

今回の育児休業を開始する前から、個人的に「このままではマズい」と感じていた事がある。
それは「子育てに必要な体力や身体機能が不足している」という事。
娘さんの乳児期にはそこまで気にならなかったけど、息子さんが産まれて、数年ぶりに赤ちゃんの世話に関わるようになってから「体力的にヤバい」と感じる事が非常に多くなった。
昔から喘息持ちなので元々一定量以上の運動が出来ない、という制約はあったのだけど、それとは別に、そもそもの基礎体力のようなものが明らかに低下している気がする。

例えば赤ちゃんの日々の世話の中で以下のような事を繰り返すのだけど、

  • 抱っこでスクワットしながら寝かし付け
  • 抱っこ紐で抱えたまま家事(料理・洗濯等々)
  • 抱っこしたまま近所を散歩

これらを繰り返すに連れ、日に日に疲労感が蓄積されている事を実感してしまうのだ。

もちろん、息子さんだけではなく娘さんにも全力で関わっていたり、前回から5年近く経っているので年齢的なものがあったりするから仕方無い部分もあるのだろうけど、これを何とかしたいと考えた。

■育休中のカラダ作りを計画する

なので、育休の期間で子育てをしつつ、カラダ作りのための時間も取る事にした。
妻にも軽く相談していたのだけど、大きくは以下の2軸で行く予定。

  • ジムへ通う
    • 週に2日ほど、近所のジム(市の施設なので安価で利用可能)に通って基礎体力を付ける
  • 中国武術を学ぶ
    • 週に1~2回、中国武術道場に通って身体を整える(この道場は近場にあって数年前からずっと気になっていたけど、仕事を理由に行かず終いだった)

ジムについては、大学時代に週4日程度の頻度で学内のジムに通っていたので、自分のペースで再開出来そう。
中国武術は、太極拳に代表されるように「体力・筋力に頼らない身体使い」を身に付けられるので、年齢的にも相性が良さそう(流派等については色々と説明が長くなるので別の機会に)。

ジムは午前中、娘さんを幼稚園に送った後に通い、道場は時間が決まっているので夕飯を早めに食べて向かう、というイメージ。

■今後の仕事人生にも必要となるはず

よくよく考えてみると、基礎的な体力は、子育てに限らず今後ずっと重要になってくるものだと思う。
この育児休業期間を利用して肉体的なベースアップをした上で、職場復帰後に今まで以上にエネルギッシュな働き方が出来るようになると嬉しい。

僕の育児休業を快く受け入れてくださった職場の皆さんへ、より一層の働きっぷりでお返しできるように。

【育休3日目】娘さんの何気ない一言にグッと来る

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■今日の娘さんの一言にグッと来た

育休も始まって3日目となった今日の夕方、何気なく娘さんが

「夕方にお父さんが家にいるって、奇跡みたいだね!」

とテンション高らかに言った。

まだ3日目だと言うのに、普段の連休とそこまで変わらない日数なのに、この言いよう。

5歳の女の子が「奇跡」という言葉の意味をどれくらい把握しているかは分からないけど、もし本当に奇跡だと感じているならば、この育休期間は娘さんにとって奇跡の数ヶ月になるんだなーとボンヤリ思った。

大きくなった時にも覚えていてくれると嬉しい。

【育休2日目】今日やった事を整理

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■今日やった事

後々思い返せるように、今日やった事を整理してみようと思う。

 6:30 息子さんの起床に合わせて起床。しばし息子さんと遊ぶ
 7:00 娘さんを起こし、2人分の朝食を作って食べ始める
 7:30 妻が起きてきたので妻の朝食を準備
 8:00 娘さんを幼稚園バス停まで送る
 8:30 息子さんを背負い寝かせながら、子供用の衣類を整理
11:30 妻と息子さんと一緒に3人で近所を散歩
12:30 昼食(昨晩の残り物を活用)
13:00 息子さんを背負いながら衣類整理と部屋の片付け
14:00 息子さんを連れ、娘さんの幼稚園お迎えにバス停へ
      妻はピアノのレッスンがあるので自宅待機
14:30 お迎えの流れから、娘さんと息子さんを連れて児童館へ
      児童館でひとしきり遊ぶ
16:00 児童館を後にして、夕食の買い物にスーパーへ移動
      (妻のレッスンがある日は僕が夕食当番)
17:00 買い物を終え、帰宅。ピアノの生徒さんと初対面
17:30 夕食の調理開始。
      献立は中華風野菜炒め、サーモンとほうれん草のソテー、鶏の唐揚げ、もずくスープ
18:30 皆で夕食
19:30 娘さん、息子さんと風呂に入る
20:30 娘さん、息子さんの寝かし付け
22:00 自由時間開始。本を少し読んだ後でBlogを書き始める

まだまだ平日のリズムが掴めていないのと、家の片付けを優先したいので、しばらくは自分の自由時間が取れない日が続きそう。

【育児】「育児休業」と「育児休暇」の違いについて整理してみた

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■今日のまとめ

  • 今日から育児休業期間に入りました
  • 「育児休業」も「育児休暇」も「育児が目的の休業」という点で同一
  • 「育児休業」は「法に基づくもの」で、各種一律の支援が存在
  • 「育児休暇」は特に法的な制約を持たない用語。企業により独自規定もあり
  • 期間が長いものを「育児休業」、期間が短いものを「育児休暇」という認識でも良さそう

■今日から育児休業期間に入りました

既に各所にはご挨拶済みですが、10月から育児休業の仕組みを利用して長期のお休みを取る事にしました。
今日がその初日です。

とりあえず一日目の感想としては「普段の平日の朝 + 普段の土日」だなぁ、という感じです。
子供中心の生活なので、一日があっと言う間に過ぎてしまいます。
どんな感じの一日なのかについては、「休業を取ろうとした経緯」と共に、後日改めて。

■「育児休業」も「育児休暇」も「育児が目的の休業」という点で同一

話は変わって、「育休」について。
「育休」という短縮語は良く耳にしますが、一般的には大きく分けると

  • 育児休業
  • 育児休暇

のどちらかの短縮形として利用されている事が多いのかな、と感じます。

「育児休業」も「育児休暇」も「育児を目的として仕事を休む」という意味ではそれ程変わらないのですが、「用語の定義と制約」において差があると思っています。

■「育児休業」は「法に基づくもの」で、各種一律の支援が存在

「育児休業」は、それ自体が「http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/07/tp0701-1.html:育児・介護休業法」で定義されているもので、以下のような制約と支援があります(細かい特例は端折ります)

  • 制約
    • 子供ひとりにつき1回のみ取得可能
    • 子供が1歳になるまでの間に限り、取得可能
  • 支援
    • 特定の条件を満たすと雇用保険から「育児休業給付」が支給される
      • 休業開始から6ヶ月間は「休業開始時賃金日額×支給日数の67%」(その後は50%に下がる)
    • 社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料)の支払いが免除される

そのため、「育児休業」という言葉を使う場合、だいたい上の枠に当てはめて「国の制度を利用した育児目的の長期休業」との認識で良さそうです。

■「育児休暇」は特に法的な制約を持たない用語。企業により独自規定もあり

「育児休暇」というものについては、特に法律等での定義は存在していません。
ただ、企業において上記の「育児休業の規定」を就業規則に盛り込む際に、(休暇規定の一部として)「育児休暇」という用語を利用しているケースも少なくないと思います。
その場合は、意味としてはまったく同一の内容を指している事になります。

ちなみに、育児休業で規定されている期間は「子供が1歳になるまで」ですが、企業によっては、より長い期間の休業が可能となるプラスアルファの規定を独自に持っていたりもするそうです。

逆に、「妻の出産後に1週間の育児休暇を取る」といったような、期間の短い休暇(有給・無給に関わらず)に対して使う事も出来ます。

そのため、「育児休暇」という言葉については、非常に広義な用語であり、使う人によって意味も様々になってくるものと思われます。

■期間が長いものを「育児休業」、期間が短いものを「育児休暇」という認識でも良さそう

前述の通り、「育児休業」も「育児休暇」も実際のところは大きく意味が変わりませんが、「育児・介護休業法」の中に、その区別の参考になる情報がありました。

「介護」に関する制度として、「介護休業」と「介護休暇」という二つの用語が明示的に使い分けられています。

詳細は省略しますが、それぞれ以下のような感じです。

  • 介護休業
    • 介護対象の家族ひとりにつき1回のみ取得可能
    • 連続したひとまとまりの期間(93日以内)の休業である事
  • 介護休暇
    • 1年あたり5日を限度として取得出来るもの
    • 翌年以降も再度取得可能

なので、

  • 介護休業:長期のもの
  • 介護休暇:短期のもの

という認識で良さそうです。
(ちなみに、「介護休暇」と同等の、育児に関する制度としては「子の看護休暇」というものがあります)

そのため、育児休業、育児休暇に関しても、

  • 育児休業:長期のもの
  • 育児休暇:短期のもの

という意味合いで話すと意味が通じやすいのかなーとも思います。

何となく、モヤッとしていたものが整理された感じ。

では。

【子育て】子育ては仕事と同様に「慣れ」だと思う

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■今日のまとめ

  • 子育ては繰り返す事で「慣れ」てくるものである
  • 例えば職場における仕事も同様である
  • 「母親だから子育てが上手」という誤解
  • 父親もどんどんと経験を増やして「慣れ」ると良い

■子育ては繰り返す事で「慣れ」てくるものである

ここ最近、自分の中で意識して習慣づけている事がある。
それは「オフタイムに1人で外出する必要が出た際に、出来るかぎり子供2人を連れて出掛ける」という事である。
例えば買い出しに行く時や、資源ごみを出しに行く時、等々。
もちろん子供を遊び場に連れて行く時も、出来るだけ2人まとめて連れて行くようにしている。

それはもちろん「妻に1人で自由な時間を出来るだけ持ってもらいたい」という気持ちもあるけど、どちらかと言うと「その環境に自分を慣れさせる事で、より子育てを楽に進める」ためである。

最初の頃は、色々な事が初めての体験だったので大変だった。

  • 息子さんを抱えつつ、娘さんと手を繋いで歩く事
  • 車から降りる際に、息子さんを抱きかかえたまま娘さんのシートベルトを外す事
  • 駐車する際に、左右の隙間(娘さんが降りる側と息子さんが降りる側)に余裕を持たせる事
  • 運転中に娘さんの様子を鏡で見つつ、停車時には息子さんの様子を気にかける事

数え上げればキリがないのでこれくらいに。(思い出し始めたらまだまだ出て来る)
最初は大変に感じたこんな事も、何度も繰り返す内にだいたい慣れてきたので、最近は子供を2人連れて外出するのも楽になって来た。

そう、最初は大変に感じた事も、繰り返す事で慣れてくるのである。

■例えば職場における仕事も同様である

「最初の頃はほとんど分からない状況から始まり、何度も繰り返す事によって慣れていき、次第に当たり前のようにこなせるようになっていく。そして次第に、出来る事の幅が広がっていく」
という文脈で語るのであれば、それは職場における仕事も同様である。

例えば僕はコンピュータ・システムに携わる仕事をしているけれど、この業界も幅が広く、知らない事だらけである。
まったく新しい技術を試す必要が出てきた場合、「小さなことから繰り返して試しながら、次第にその技術を理解し、日常の業務に応用できるレベルにまで持っていく」という事をやらなければならない。
仕事で必要な領域に「慣れ」ていく事で、結果を出せるようになってくるのだ。

他にも、営業系の仕事に関わっている人や、カスタマーサポート対応をおこなっている人、事務・経理業務に携わっている人であっても、仕事においては同様の事があると思っている。

仕事で成果が出せるようになる背景には、それを裏付けるだけの経験や試行錯誤の積み重ねがあるのだろう。

■「母親だから子育てが上手」という誤解

世のお父さん方は「お母さんは子育てが上手い」というイメージを持っている気がしている。僕自身も少なからず持っているイメージである。
このイメージは大きく間違っていないとは思うが、実際のところは「生物学的に元々子育てが上手い」というよりは「繰り返される毎日の子育て行事に慣れた事によって、知識と経験が増えている」だけだと思っている。

「いやいや、ウチのヨメは1人目の子供が産まれた直後から子供にミルクをあげるのも上手だったし、ゲップのさせ方も良く知っていたし、オムツの替え方だって…」
というお父さんの実体験を伴う意見もあるかもしれない。
しかしながら、おそらく奥さんは「他にやる人がいない状況で、死に物狂いで覚えるしかなかった」だけだと思うし、「それが四六時中続くので、結果として早く慣れるようになった」だけだと思うのだ。

お母さんが里帰り出産でお父さんとしばらく離ればなれになっている場合などは、尚更だと思う。
お父さんからしてみると、久しぶりに家に帰ってきたお母さんは、子供にまつわる事を何でもテキパキとこなす「子育てのプロ」のように見えている事だろう。でもそれは、たったの数週間ほどの経験差があるだけなのだ。数週間、実家で1人で(母親の助けを受けながら)がむしゃらに経験を積み重ねた結果として、そのような状況に辿り着いたに過ぎない。

とは言え、そんな「自分よりも上手く子供に接する事が出来ている」奥さんの姿を見て、「やっぱり子育ては母親の仕事なんだな」と錯覚してしまう事で、何となく父親と母親の子育てに対する意識の差が生まれてしまうのかなーと考えてしまう。

本当はお母さんだって、右も左も分からない状況で困っているかもしれないし、日々の行動が正しいのか、誰かに頼りたいと考えているかもしれない。ぜひともお父さん方には、そんな視点でお母さんを見てもらえると、色々と手を差し伸べやすくなると思う。

■父親もどんどんと経験を増やして「慣れ」ると良い

「子育て」は、別にお母さんだけがやるものでもないし、「40年~50年後の自分自身の家族の在り方」を考えると、お父さんがどのように子育てへ関わっていたか、という点がけっこう重要になってくると考える。(その話はまた別の機会に書きたい)
お父さん自身の子育てをより良いものにするためにも、積極的に経験を積んで「慣れ」を増やし、どんどん子育てパパの幅を拡げていけると良いな、と思う。

奥さんという、自分よりも経験を積んでいる「子育ての先輩」が身近に居る状況にありがたさを感じながら。

【子育て】お父さんも子供の体重を把握しておこう

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■今日のまとめ

  • お父さんも乳児期の子供の体重を把握しておこう
  • 例えばミルクを作る時
  • 例えば病院に行った時
  • 子供の体重を知っておく事は、さまざまな場面で役に立つ

■お父さんも乳児期の子供の体重を把握しておこう

産まれて数ヶ月の乳児を育てている状況において、「子供の体重」を毎月把握しておく事は大事だと思う。
お母さんであれば、毎月の満○ヶ月目の区切りに体重を測ったり、自治体の健康診断に子供を連れて行った際に体重を測ったりと、だいたい子供の体重の推移は把握できているものである。
しかしながら、父親の場合、あまり子供の体重を意識する場面に巡り合わない事と、いざという時には子供の体重を知っておく事が役に立つ場面が出てきたりするので、一度そこら辺りの情報を整理してみる事にする。

■例えばミルクを作る時

完全母乳育児の場合、あまりミルクを作る機会には巡り合わないと思う。現に、我が家がそうである。
しかしながら、完母とは言えどもミルクを作る場面は時々やって来る。
例えば妻に長時間の外出の予定が入った場合や、単に妻にリフレッシュしてもらいたいと長時間の外出を提案した場合等。

普段からミルクを作っているのであれば、何ml作れば良いかなんてお父さんも慣れで分かっているだろうけど、滅多に作らない場合、子供がどのくらいの量を飲むのか知らずにいると、少し悩んでしまう。

そんな場合に、子供の体重を知っておくと非常に便利である。だいたいどの粉ミルクでも、外装に目安量が書いてあるのだ。
例えば「○ヶ月(□kg)の場合、△△ml」のように、月齢と体重における量の目安が表形式で書かれている。

しかしながら、ここで表記されるような一般的な値については注意が必要で、特に「月齢と体重」はあまり当てはまらない場合が多い。
帝王切開で出産が早く出生体重が少なかったり、そもそも平均以上の体重で産まれてきたり、等。
たとえ同じ月齢の子供であっても、大きいこと小さい子で数kgの差が出てくる場合もある。現に、我が家も上の子と下の子の満1ヶ月時点での体重差は1kg近くあった。

例えば標準よりも小さい子だったとすると、表に載っている月齢ベースの量よりも飲める量が一段階少ない事だって良くある。
体重を把握出来ていれば、「○ヶ月目安だと△△mlだけど、ウチの子は□kgだからだいたいこのくらいの量を作れば良い」という事が分かる。
月齢ベースの量より実際に飲む量が少なかったとしても「○ヶ月だと最低このくらい飲むはずなのに、ウチの子は大丈夫なんだろうか…?」みたいな不安を持つ必要が無くなるのだ。

子供の体重を把握しておくだけで、ミルクを作るのが楽になるのだ。

■例えば病院に行った時

どちらかと言うと、これが一番重要な話。
普段元気な我が子が突然体調が悪くなったりすると、非常に心配なものである。
そんな時には病院に連れて行ったりするのだが、症状によっては例えば耳鼻科だったり、例えば皮膚科だったり、必要に応じて小児科以外の病院に行く必要が出てきたりする。
そして、状況によっては「お父さんが1人で子供を連れて病院に行かなければならない場面」がやってくる。

そんな場合に、子供の体重を知っておくと非常に役に立つ。というか知っておかないと結構困る。
と言うのも、体重がわからないと、病院で必要以上に手間取ってしまう事になるからだ。

病院で処方される薬というのは、月齢ではなく体重を基準に決めているので、体重は重要な数値である。
病院にかかってまず問診票を書く際に、おそらく「名前、生年月日、身長、体重」等を書くと思うのだが、この際に「体重」が書けていないと、おそらく個別に院内で体重を量らなければならない。(でなければ薬が出せないから)

子供の体重を把握しておくだけで、こう言った場面で手間取る事が無くなるのだ。

■子供の体重を知っておく事は、さまざまな場面で役に立つ

他にも、子供の体重を把握しておくことで役に立つ場面は多くある。
本当にちょっとした事だけど、知っている事によって、お母さんから「あ、そんな所まで意識してくれているんだ」と思ってもらえたりするかもしれない。(もしかすると、「知っていて当然」と思っているお母さんも多いかも…)


子供の体重を知る機会は結構ある。

  • 自宅にベビースケールがある場合、お母さんが毎日、もしくは毎月量っているタイミングがあるはず
  • 母子健康手帳の「成長の記録」欄にお母さんが書いている可能性は高い。
  • 大型スーパーの授乳コーナーに、ベビースケールが置いてある場合もある。(さりげなく「最近、体重どのくらいになったのかな~」と言って、子供の成長を気にしている雰囲気を出しつつ量ってみるのも良い)


毎月やって来る満○ヶ月のタイミング。この節目に子供の体重を量るお母さんは多いと思う。
そんな時に、お父さんも一緒になって「先月から○kgも増えたね」と喜びを分かち合い、子育てを楽しんでくれると嬉しいなぁと思う。