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【子育て】お父さんが意識すべき「妻の心の変化」について

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■今日のまとめ

  • 妊娠・育児を契機に「妻が怒りやすくなった」と感じるかもしれない
  • それは、妻の性格が変わったわけでも、夫の行動が悪くなったわけでもない
  • つわりや育児から受けるストレスは相当なものがある
  • 妻が一番気を許せる相手だからこそ、安心して感情を表に出せるのだ
  • 夫自身の対応法も準備しておこう
  • 父親として成長する自分と、母親として成長する妻を受け入れながら、一緒に楽しく子育てしよう

■妊娠・育児を契機に「妻が怒りやすくなった」と感じるかもしれない

妻の妊娠や出産、日々の育児を経験しているお父さんならばおそらく経験している事だと思うが、妊娠・育児期において「妻がおこりやすくなった…」と感じる事があるかもしれない。

突然こんな事を書くと「きんちゃんは何か嫌な事でもあったのか?」と思われるかもしれないけど、まったくそんな事は無い。
純粋に「もっと多くのお父さんに、気持ちを楽に、そして奥さんの事をもっと理解した上で、楽しく子育てに関わっていってもらいたい」と思う気持ちから、今回このようなテーマで日記に残してみる事にした。

■それは、妻の性格が変わったわけでも、夫の行動が悪くなったわけでもない

「おこりやすくなった」と言っても具体的には色々な形があると思う。
例えば「良く分からないけど妻の機嫌が悪い」とか「ちょっとした事でも必要以上に怒られる」みたいな事が挙げられるだろう。
お父さんとしては「別に今まで通りに接している」とか、「むしろ今まで以上にいたわりの気持ちを持って接している」とか、そこまでマイナスになるような行動はしていないつもりである。しかし、何か気に障るような事をしているつもりは全然無かったとしても、なぜか怒られてしまう。
そんな妻の感情変化を目の当たりにした人は、「なぜそんな態度を取られなければならないのか?」と心の中で感じて落ち込んだりする人もいるだろうし、感情的に反応してしまう人であれば、その妻のイライラに対してついつい自分も不機嫌な感情を表に出したりして、険悪なムードになってしまうかもしれない。

しかし、そのようなネガティブな感情を持つ必要は全く無いのだ、と僕は考えている。
妻の妊娠・出産・育児を2回経て、僕自身もやっと気付いた事なのだけど、そう言った妻の行動は「夫婦のどちらかが何ら悪い行動をしていなくても、必ず起こる変化」なのだ。

科学的には「妊娠期のホルモンバランスがどうの」とか、教科書的には「未知の妊娠や出産・育児に対しての不安がきっかけで」とかがあるかもしれないけど、僕は単純に考えて「日々積み重なっていく小さなストレスが不定期にはき出されるものである」という認識を持っている。

■つわりや育児から受けるストレスは相当なものがある

良く考えてみて欲しい。つわり期に受けるストレスを。
つわりは、「二日酔いが何ヶ月もずっと続く状態」と表現される程に、肉体的のみならず精神的なダメージも大きい。
本人は非常にツラいはずなのに、周りはお祝いムードだったりするし、完全に休息を取るわけにもいかず、それまで通りに家事をしたり仕事に行ったりしなければならない。
数え上げればキリがないけれど、妊娠する前と比べると、受けるストレスの質・量共に、相当の変化があると思う。

良く考えてみて欲しい。育児期に受けるストレスを。
予定という予定を何も取れず、ただひたすらに「授乳→寝かしつけ→オムツ替え」を繰り返し、それらの合間に出来た隙間時間で家事を何とかこなし、それが24時間毎日休みなく続く。
本人は非常にツラいはずなのに、周りはお祝いムードだったりするし、夫はいつも通りに会社に行って「予定のある一日」を過ごして帰ってくる。
数え上げればキリがないけれど、出産する前と比べると、受けるストレスの質・量共に、更に相当の変化があると思う。

そのくらいに多くのストレスを受け続けていると、おそらく身体が「これらのストレスから受ける負担を何らかの形で排出しなければ、心身共に壊れてしまう」という生理的な防衛行動に出ると思っていて、それが形として出てくるのが前述の「怒り」や「イライラ」と言った行動なのだと考える。
怒りやイライラとして表れやすいのも理由があって、おそらくそれが一番出しやすく、効率の良い排出方法なのだと考える。

■妻が一番気を許せる相手だからこそ、安心して感情を表に出す事が出来るのだ

つまり、極端な話をしてしまうならば、「妊娠期・育児期の妻のイライラ」は単なる生理行動の一環なのだ。
そして、その行動を取る時に近くにいるのが他でもない夫である事が多いので、結果として「妻が夫に対しておこりやすくなった」という事象に繋がっているのである。
と僕は考える。

「怒りの感情を表に出す」という事は、別に誰だって好きでやりたいわけではない。敢えて敵を作るような人はあまり居ないと思う。
とは言え、生理的にはストレスのはけ口を何とかして見つけなければならない。

そんな状況において「夫」という存在は、その感情の向け先として非常に適している。
誰よりも気を許せる、そして一緒に生きていく事を誓った存在であるため、多少の苦しい事であっても受け止めてくれる人。
つまり夫は、妻のやり場の無い感情を受け止められる、非常に重要な役割を持っているのだ。

■夫自身の対応法も準備しておこう

夫には色々と受け止める役割がある事は分かった。
とは言え、夫自身もそのような感情を受け止め続けていると、時には情緒不安定になったりする事もある。
そうならないためにも、いくつか僕が取り組んでいる事がある。

まずは、「自分の人格を否定されているわけではない。原因は自分以外の環境に存在しているのだ」という事を意識してみる事。
要は、妻の感情の変化について「僕の行動に直接的に起因して気持ちが高ぶっているのではなく、単にトリガーになっただけなのだ」と考えるようにするのだ。
もちろん、何か自分の非を指摘されるような事があった場合は、「あぁ、確かにそれは出来ていなかったな。ごめんね」と受け止めて次に繋げる必要はある。
そんな意識を持った上で、どんどん受け止める事が大事なのだ。

次に、「妻の背景にある日々のストレス」について自分なりにイメージしてみる事。
おそらく、自分が想像している以上に、妻は日々ストレスが積み重なっているものだ。
例えば、丸一日妻に代わって一人で子供の面倒を見てみると、どれくらい子育てが上手く行かないものか、どれくらい自分自身がイライラして来るかが良く分かる。
僕は「自称温厚な性格」であるつもりだけど、そんな僕でも、例えば子供が思った通りに寝てくれないだけでイライラを感じてしまったりする。
大量のストレスに毎日押しつぶされそうになっている妻を想像するだけで、協力したくなってくるはずである。

後は「感謝の気持ちを表現する」事。上記の「背景をイメージする」に近いかもしれないけど、その上で感謝の気持ちを表現する、という事だ。
育児はけっこう大変だ。というのは何度も書いた。例えば単に買い物に行くだけでも、授乳のタイミングを調整しつつ、メイクも気にしつつ、着替えやオムツの一式を持ち、そして病気の感染等を考慮して人混みを避けたり周りの人を意識したりしなければならない。
そんな過程を経た上で買い物をして来てくれたとなると、「大変だったよね、ありがとう」と思う気持ちが自然に出ると思う。
その気持を何らかの形で表現するのだ。例えばメールで「買い物行ってきた」と受け取ったら、「ありがとう」と伝えるようなシンプルなコミュニケーションでも良いし、例えばタイミングを見て妻の肩や足を揉んであげるのも良いだろう。

■父親として成長する自分と、母親として成長する妻を受け入れながら、一緒に楽しく子育てしよう

まさにその通り。子供が産まれて初めて自分も父親になるわけで、元から父親になっていたわけではない。
自分も妻も日々「子供を持つ父親・母親」として成長しているわけなので、出来ない事も多くて当然。
出来ない部分に目を向けて悲観的になるのではなく、それよりも何倍も重要な「子供の育つ姿」に喜びを感じながら、日々を楽しく過ごせれば良いなぁ、と思っている。

「昔は女手ひとつで子供を育てた」という話を出す人もいるかもしれない。
ただ、それは「昔の女性が強かった」という話ではなくて、単に「昔の女性に相当大変な思いをさせてしまった」という事実があるだけなのではないか。
「昔は女手ひとつで…」と言っている方だって、もし周囲の、特に夫の積極的な育児参加があったならば、喜んで受け入れていたに違いない。
今の時代は、夫婦が二人で子育てに向き合うための良い土壌(制度や取り組み事例)が揃い始めていると思う。

出来れば、僕らが将来年をとってから思い出す「子育ての記憶」も、僕にとっても妻にとっても素敵なものにしたいと思う。
この先50年以上も一緒に連れ添う人なんて、おそらく世界に一握りしかいないだろうし、その50年後に持つ素敵な記憶を作れるのは今しか無いと考えるので、ちょっと大変だけど今がんばってみようかな、と思えたりする。


「妻のイライラ」だなんて、本人が見たら気を悪くするかもしれないテーマを今回取り上げた訳だけど、この現象を含めての「子育て」だと思うので、ちょっと深掘ってみた。

きっと妻は深夜の授乳後にこの日記を読むだろうけど、これから先もよろしくお願いします。