【子育て】子供の前で歌を唄おう
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■今日のまとめ
- 僕は歌を唄うお父さん
- 何より、子供が喜んでくれる
- 恥ずかしさと、人生の豊かさのどちらを取るか?
- きっと子供の未来の記憶に残るはず
■僕は歌を唄うお父さん
以前から子育てをしている中で、他のお父さんに聴いてみたかった事がある。
それは
「どのくらい日常的に歌を唄うのか?」
という質問。
かく言う僕は、「ほぼ毎日」である。
思い付くだけでも
- 娘さんと一緒にいる場面
- 朝目が覚めて、まだ寝ている娘さんを起こすとき
- 娘さんを起こしてから、抱っこして1階の食卓まで連れて行く
- 娘さんの朝食を準備するとき
- 娘さんのトイレを近くで見守るとき
- 娘さんがごはんを残しがちになっているとき
- 娘さんと一緒に洗濯物を干しているとき
- 幼稚園に行く娘さんをバス停まで見送りに行くとき
- 娘さんと散歩に出ている時
- 息子さんと一緒にいる場面
- 息子さんのオムツを替えるとき
- 息子さんの沐浴をしているとき
- 息子さんを抱っこで寝かしつけるとき
- 息子さんの手や足を握りながら遊ぶとき
このような場面において、口から歌が出てくる。
歌と言っても、いわゆるJ-POPや特撮ソングではなく、
【童謡や単調なメロディーに乗せて、今感じている事・見ている事を口に出して唄う】
ようなものである。替え歌みたいな感じ。
例えば抜粋すると(仮に娘さんの名前を「○○」、息子さんの名前を「□□」とする)
- 「あっさでっすよ~♪ おっきましょう~♪ ○○ちゃ~ん♪」
- 「お父さんは○○ちゃんが大好きよ~♪ ○○ちゃんはお父さんが大好きよ~♪」
- 「今からウィンナ~を やきますよ~♪ チーズを出しますよ~♪」
- 「ウンチをがんば~れ~♪ ウンチをがんば~れ~♪」
- 「○○ちゃんのお皿には【トマト・ウィンナー・パン】が残ってるのよ~♪」
- 「次は~ ○○ちゃんのパンツを 干しますよ~♪」
- 「オムツを替えたら気持ちいい~♪ オムツを替えたら気持ちいい~♪」
- 「□□くんはお風呂が大好きで~♪ お父さんも□□くんが大好きで~♪」
- 「□□くんは~ 抱っこが気持よくて~ 眠ってしまうのよ~♪」
- 「□□くんは元気っ♪ □□くんは元気っ♪ □□くんはホッペがムッチムチッ♪」
こんな歌詞である。
子供と「意識した会話」をする時以外は、だいたいこんな感じの歌を唄いながらコミュニケーションを取っている。
今回は子育てにおける「歌のコミュニケーション」について感じている事を書いてみようと思う。
■何より、子供が喜んでくれる
歌はいいね。というセリフを誰かが言っていた気がするけど、実際、歌は良いものだと思う。
メロディに乗せる事によって、ただのコトバに、豊かな感情表現やエンターテインメント性を加えてくれる。
特に娘さんは、僕が一節唄い終わると、同じリズムに乗せて歌詞を変えて唄ってくれたりする。
- 僕「つっぎの~ おうちは どんないろ~♪」
- 娘さん「つっぎの~ おうちは ちゃいろだよ~♪」
みたいな感じ。
子供は感受性が豊かなので、ただ普通に会話する時以上に、多くのものを受け止めてくれるのだと思う。
実際、娘さんに対して単に「次は帽子をかぶって」と言った場合と「つっぎは~ 帽子を かぶってね~♪」と唄った場合とで、その後の本人の行動・反応や表情にに違いが出てくる(ように見える)。
以前、娘さんにインタビューしてみた事もある。
僕「お父さんが普通に話すのと、唄いながら話すのとだったらどっちの方が好き?」
娘さん「唄ってる方がぜったい楽しくていいわよ~(ニコニコしながら)」
と言っていたので、おそらく普通に話すよりも唄っている方が楽しいのだろうと思う。
メロディに乗せて言葉を発すると、何とも言えず胸踊る感覚がある。
お父さん自身も、おそらく普通にしゃべるよりもメロディに乗せて言葉を発した方が楽しいのだ。
■恥ずかしさと、人生の豊かさのどちらを取るか?
もちろん、妻が聴いている前で変な歌を唄ったりするのは正直言って恥ずかしい。
妻と娘さんが見ている前でお尻を振りながら踊ったりもするけど、これも正直恥ずかしい。
実際、高校・大学時代の友人がこんな僕の姿を見たらビックリするだろう。
ただ、ちょっと恥ずかしさを捨てて行動するだけで、娘さんが喜んでくれるし、それを見た妻も笑ってくれる。
そんな家族を見ていると、僕もすごく心が暖かくなり、人生の豊かさを感じられるようになる。
子育てなんて上手く行かない事ばかりで日々どんどんストレスがたまるものだから、ちょっとでも笑いや癒やしに繋げられるような要素があるならば、積極的にそれを取り入れていった方が良い。でないと心が参ってしまう。
だから僕は、変なプライドや恥ずかしさなんて持つのをやめて、家族が楽しめるように、ずっと笑い続けられるように、変な事をやって行く。
これからもずっと、娘さんや息子さんにとって「親しみやすい、楽しいお父さん」であり続けたいと思うから。
■きっと子供の未来の記憶に残るはず
僕が持っている非常に古い記憶の中で、母がキッチンで料理をする時にいつも唄っていた歌の記憶がある。
その時の母の姿なんて覚えていないし、料理の内容なんて覚えていないけれど、でも、その独特なメロディはずっと頭の中に残っている。
母親が、ただ普通に会話しているだけだったら、まったく記憶に残らなかっただろう。それ程までに歌は心に刻まれるものなのだ。
僕は、娘さんや息子さんに「親と一緒に過ごした色々な記憶」を出来るだけ多く残してもらいたいと思う。
歌を唄い続ける事で、もしかしたらそんな記憶を増やしてもらえるかもしれない。
そうなって欲しいと願いながら、僕は毎日娘さんと歌を唄い合いながら通園路を歩くのだ。
「30年後、もしかしたら80年後の娘さんの記憶を、僕は今作っているのかもしれない」と思いながら。
今回はここまで。
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「家族に将来何が残せるかな」とか考えると、だいたい「象の背中」を思い出してしまうので、とりあえず動画をまた観て泣いておこう。