LT祭りを開催しました:前編

去る11/6(土)、とあるイベントを開催しました。
タイトルは
「GLT×とべとべ×DevLOVE LT祭り 〜5分でセカイを凌駕せよ!!〜」


普段はDevLOVEでイベントのお手伝いしたり参加したりしていたのですが、今回はとある事をきっかけに、GLTとべとべ(東京BasicTechnology勉強会)との3コミュニティ共同主催と言う非常に夢のようなコラボレーション企画が実現されました。
場所はオラクル青山センター


内容は、上記告知ページにもある通りに「LT大会」。「LTの作り方に始まり、LTを語り合い、あなた自身がLTの登壇者となる」を体言すべく、各コンテンツもまさにLT一色。
大変満足する内容となりました。
以下つらつらと思った事を書いていこうと思います。ちょっと他の人とは視点が違う話になるかもしれません。


■はじまりはGLT


きっかけの前のきっかけ。
ちょっと遡る事今年の4月。はじめてGLTのイベント(GLT vol.25)に参加した。
(参加のきっかけは、「『@さんがLTやるから行く』と言う話を@さんがしていたので、@beakmarkさんと話がしたかった私は顔を出してみようと思った」と言う微妙に不純な理由。(でも、当日二人とも来られなかった・・・))


GLTに参加してみて、そこで受けた印象は、「なんなんだこの場に満ち溢れるエネルギーは?」と言う一点。
全編LTによるイベントと言う事ももちろんあるのだが、一般の社会人の方から学生さんまで含め、そこに参加している人全員でその場を盛り上げるためにエネルギーを注ぎ込んでいる雰囲気がとても凄く、終始圧倒されっ放しだった。


中でも特に大きかったのは、「学生さんが社会人主催のイベントに足を運んでいる」と言う点。
終了後の懇親会でも、何人もの学生さんと話をした。たくさん元気をもらった。
私がDevLOVEに参加するようになってから1年以上経ったが、ずっと頭の中で考え続けていた事のひとつに「いかにイベント(勉強会)を通じ、学生と社会人の交流を作っていくか」と言う事があった。
DevLOVEの中で立ち回る事で、業界内で色々な繋がりを作っていく経験が増えた事は確かだった。けれどそれでも「学生」に対してはリーチできる機会が無かった。


私は学生の頃からすでに情報系の専攻だったが、その時に知っていた社外活動なんて言ったら学会ぐらい。
自分が卒業後に足を踏み込むであろう世界なんて、これっぽっちも見えちゃいなかった。
もし、自分が学生だったあの頃にこう言った勉強会を経験していたら、もっとセカイは変わっていたかもしれない。


「良い血液の循環は健康な身体を育む」と言う表現があるが、「コミュニティ」における「人」についても同様だと思う。
「良い『人』の循環は健康な『コミュニティ』を育む」


では「新しい血」すなわち「新しい人」はどこから来るのか?
現場の同僚、他社の友人、たまたま別のイベントで出会ったまったく新しい人。だが、これではレイヤーが固定化されてしまう。
新たな視点、と言うか新たな未来を目指すためには異なるレイヤーからも人を招き入れる必要がある。
「職種を超えて交わろう」と言ったコンセプトは既にDevLOVE内で昇華されつつあり、既に「マーケティング」や「デザイン」と言った切り口を持ったイベント自体も開催されている。だが、「学生」と言う「職種」とは全く異なる切り口での層はこれまでカバーできていなかったと思う。


そんな事がずっとアタマのどこかに存在していた。


■そしてコミュニティ間コラボレーションがはじまる


きっかけは、9月某日に「DevLOVEでLT初心者向けに何かやりたいよね」って話が出ていた事。
それを受けて、「LTと言えばGLTだよなぁ」とモヤモヤ考えてTwitter上に「GLTとのコラボ」的な話を出したら、
それを最終的にGLT主催者の@さんに「やりましょう」と拾ってもらった。流れについては↓のスライド(33枚目から)参照。
(これはイベント当日のオープニングLTで話した内容)

※余談
ちなみに後日談として、彼のBlogにはこの時の事を「おれ、「やりましょう」って言いたかったから言ってみただけなんだぜ。実はw」って書いてあった。て事は、今回のイベントはSoftbankの孫さんにも感謝しなけりゃいけないなと思ったですよ。


話は戻って、「やりましょう」を見た直後。この瞬間、私の中で心わき踊るものがあった。「学生さんを巻き込む機会が出来る!」
「LTと言えばGLT」と言う点はもちろん大前提として、それ以上に「このイベントを通じ、DevLOVEとして学生さんと交流できる機会が少しでも持てるのでは」と言う期待がどんどんと膨れ上がっていったのです。


そして、初回の打ち合わせを「エンジニアの聖地 鳥一代」で実施。
その際、とべとべの主催者でもある@さんにも参加して(元々はDevLOVEサイドとして)頂く事となり、晴れて今回の「GLT×とべとべ×DevLOVE」が実現する運びとなりました。GLTが誇る銀河一の名司会者@さんと直接お話したのも、この場が最初。今思えば、この時点で既に最高のシナリオだったんだ。
(この打ち合わせの席で、@さんに「学生さんとの交流」について熱く語っていたような気がする。たぶん)


当初、私の中で出来上がっていたコラボイベントのイメージは、
「GLTによるLTプロデュースと、DevLOVEによる対話プロデュースが中心の平日夜イベント(2時間程度)」
だったんだけど、打ち合わせを進めていくにつれて、何やら「せっかくだから土曜日まるごと使ってやりたいよね。LTに関するワークショップもやりたい」とか話が発展してしまい、
kwappaさんが「オラクルさん聞いてみるよ!」って言って本当にオラクルさんを土曜日一日抑えてしまった。


今正直に話すと、この時点で私はとてもビビッてしまっていた。「かなり自分の手に余る内容だ」と。
まずは、土曜日開催。それまで自分が持っていた勉強会参加のポリシー「週末の勉強会はXP祭り以外には参加しない」(@さんをリスペクトして真似た)を崩す事になってしまう予定だったと言う事。
そして、午後からの終日開催。DevLOVE2009では同様の時間帯でイベントを実施していたものの、関わっている人数が違う。


鳥一代の帰り道、@さんに「大丈夫?いけるー?」って聞かれて「大丈夫っすよー」と答えてしまったものの、その時は「あー、どうしよう!」と言う気持ちでいっぱい。


でも、それはただの杞憂に過ぎなかった。


■続・打ち合わせ〜救世主@take3000〜続・続・打ち合わせ


直接打ち合わせの後は、皆が一同に会するタイミングも取りづらくなる事からyouRoomを利用してWeb上で打ち合わせを進めた。
大枠(LTやろうぜ、LTのワークショップやろうぜ、ワールドカフェやろうぜ)は決まっていたが、肝心なコンテンツは何一つ決まっていない状況がしばらく続き、内心「どうしようか」と悩んでいた。
「各コミュニティが1枠ずつワークショップをプロデュースしましょう」と言う話にも発展し、相当アタマの中が煮詰まっていた。
(ここら辺り、@ことgaoryuさんには相当助けられたなぁ)


そして、ある日突然降り立った一人の勇者。
それが@だった。DevLOVEワークショップ担当として名乗りを上げてくれたのだ。
※結果としてこのワークショップは非常に満足と感動を生む内容となったので、それは後ほど改めて書く予定。
色々と忙しい中、準備とスケジュール調整をおこなってもらえた事は感謝してもし尽くせないほど。


その後、全体の進行も何とかイメージできるようになり、再度主催者同士で直接会って事実上最後の打ち合わせを行った。
この際に打ち合わせ場所として「ゲートシティ大崎のラウンジスペース」を利用したのだけど、とてもオススメ。今度何かの打ち合わせがあった場合にも使ってみよっと。


当日の懇親会セッティング(飲み物+食料)については、kwappaさんが全て取り持ってくれる事となり、これまた感謝する事となった。
打ち合わせの後は、近くの飲み屋で旗揚げ(?)に唐揚げを食べて盛り上がったり。


ここまでが、だいたい当日までの道のり。


書ききれないので、これを前編としたうえで後編へ続く。
以下ダイジェスト
・予想以上に人がいっぱい
・予想以上にワークショップ/LT/ワールドカフェ盛況
・ドラ娘コラボ
・予想を300%上回る勢いで野良LTが盛況(必殺の2枠同時進行)
・何よりも、学生さんと交流できた


明日には書く。